かつて世界一の高さを誇った淡路島の観音像の今



編集長です。

 

かつて兵庫県の淡路島に住んでいたことがありました。

島から出た後も、懐かしくなってよく旅行に行ったものです。

そんな淡路島のとあるスポットの話題を、最近ニュースで観たので、ご紹介したいと思います。

 

淡路島といえば、玉ねぎや牛肉が美味しく、海の幸にも恵まれ、一部の芸能人にも愛される観光地となっておりますが、最近は、そんな淡路島にあるなんとも怪しい「観音像」が話題になっているようです。

それが平和観音寺の世界平和大観音像です。

世界平和大観音像

出典:wikipedia

圧倒的な存在感!かつて世界一の高さを誇った世界大観音像

写真で見てもお分かりのとおり、この観音像、高さはなんと100メートルもあり、1977年の建立当時は世界最大の立像だったのです。高さ100メートルというと、かの有名な自由の女神像(高さ93メートル)よりも高いわけですから、高層ビルのない淡路島にそんなものが建っているとなると、そりゃもう異様な雰囲気ですよ。

平和観音寺

出典:MAPPLE 観光ガイド

 この観音像、首の所にある展望台まで昇ることができるようになっているんです。

何でも大阪湾一帯を一望できる素晴らしい眺望らしいのです。

更に!強風の日には揺れてとてもスリリングな気分を味わえるという素晴らしい物件です。

故郷を想い、建てた大観音の悲しい現状

この大観音像ですが、大阪での事業を興し財を成した淡路島出身の実業家が、故郷に私財を投じて建てたらしいです。

1977年の建立当初は、「高さ世界一」ということで話題になり、人を集めていたようですが、この異様な雰囲気からマニア以外からは異端視され、管理もきちんとできていなかったことから、次第に人が離れていき、廃墟への道を辿ることになったそうです。1988年に実業家が他界した後は、夫人が経営を行っていたが、2006年に夫人も他界し、閉館することになりました。

おそらくは故郷を想い、こんな立派な像を建てたのでしょうが、この観音像が今、地元にとって厄介なお荷物になっているそうです。

というのも、

夫人の他界後は、管理者の所在がはっきりせず、観音像をはじめ敷地内にある様々な建造物は管理されることなく、まったくの放置状態になってしまったからです。

債権は一度は金融機関が保有していたものの、リーマン・ショックで別会社に移行。その後も、神戸地裁が競売にかけるも入札者がおらず、倒壊の危険性があるため、ついには2009年に「検討委員会」が設置されることになりました

 2011年に自治体(兵庫県淡路市)は内部調査に乗りだし、出入口は壊され、盗難や雨漏り、腐食が確認されました。展望台では望遠鏡が倒れ、天井板の剥落もあったようです。

2014年の台風などにより、外壁も一部崩落しており、近隣住民は倒壊の可能性に怯える毎日を過ごしているようですが、権利関係により撤去が進まず、仮に自治体が撤去することが決まってもかかる費用が莫大になるとのことです。

場所は兵庫県淡路市釜口地区、神戸方面から淡路島に入り、国道28号線を南に進んでいけば15分ほどで見えてきます。撤去される前に一度足を運んでみては?(敷地内は立ち入り禁止です)



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