右でも左でも投げられる両投げピッチャー登場!その名はパット・ベンディット!



大ヒット漫画『MAJOR(メジャー)』で主人公・茂野吾郎が右腕を故障したときに、左投げに転向するという話がありました。
それを見た当時は「そんなムチャクチャな(笑)」と思っていましたが、実際に投手が利き腕を変えるという話はあるそうです。
スイッチピッチャー

出典:dgdgdgdg.blog118.fc2.com

ただ、両方で投げられる、しかもプロで通用するだけの球を投げられる投手はしばらく現れていませんでした。
そんな中、日本時間6月6日、20年ぶりに両投げの『スイッチピッチャー』がメジャーで登板しました。

3Aで成績を残しメジャー昇格後即登板
パット ベンディット

出典:hochi.co.jp

その投手の名前はパット・ベンディット(29)。オークランド・アスレチックスの投手です。
マイナー3Aで17試合に登板し、1勝0敗、防御率1.36の好成績を上げ、6月5日にメジャー昇格後、翌日には即登板となりました。

6日のメジャーデビュー戦は、ボストン・レッドソックス相手に2回を投げ、1安打無失点に抑えました。ベンディットは左右両投げについて、「注目されても構わないが、勝つためにここにいる。」と、勝利への意欲を口にしました。

両投げならではの珍事も
パット ベンディット

出典:baseballking.jp

ベンディットは2008年6月19日、プロデビュー戦(対ブルックリン・サイクロンズ)で、9回二死一塁の場面からスイッチヒッター(左右両打ち)のラルフ・エンリケスと対戦。「スイッチピッチャー vs スイッチヒッター」という夢の対決を実現させます。

一般的に打者は「右対左」「左対右」といったように、相手の利き腕と逆の打席に入る方が有利とされています。このことが思わぬ珍事を招くことになりました。

当初、左投球準備していたベンディットですが、それを見てエンリケスが右打席に入ったのを見て右投げにスイッチ。今度はそれを見たエンリケスが左打席に入ります。このやりとりを延々繰り返したため、1球目を投げる準備におよそ5分も要してしまったのです。

業を煮やしたベンディットは審判に抗議、最終的に見かねた審判が協議の上、まず先に打者のエンリケスが打席を選択するよう指示し、右対右の対決となり、ベンディットが三振を奪って勝利しました。

その時の動画がこちら。

出典:YouTube

 これは、この時点で「打席と投球する腕の選択では、投手と打者のどちらが優先するか」というルールがリーグに存在しなかったため、審判も判断に迷ったという出来事なのです。

この出来事がきっかけで、その後、「投手が先にどちらで投げるか示さなければいけない」という公式ルールが定められ、俗に『パット・ベンディット・ルール』と呼ばれるようになりました。

日本でも、これを受けて2010年の公認野球規則に『パット・ベンディット・ルール』が追加されました。

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